関節リウマチで障害年金を申請する際のポイント
リウマチ(関節リウマチ)は、関節を中心に体の各部に炎症を引き起こす慢性的な病気です。重症化すると関節の変形や運動機能障害を伴い、日常生活に支障をきたします。このような場合、障害年金を受給できる可能性があります。
障害年金を申請する際のポイント
リウマチによる障害年金は、以下の2つの認定基準に基づいて判断されます:
- 肢体の機能の障害:関節炎や関節変形による運動障害が該当します。
- 内部障害:リウマチが肺や心臓などの臓器に影響を及ぼしている場合、該当することがあります。
特に内部障害については、対象となる臓器や症状の種類が複数にわたるため、具体的な状態が障害年金の認定基準に該当するかどうか、慎重に確認することが重要です。医師の診断書には、影響を受けた臓器やその機能障害の程度が詳細に記載されている必要があります。
障害等級の認定基準(肢体の機能の障害)
1級
身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
2級
身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
3級
身体の機能に、労働が著しい制限を受けるか、又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度の障害を残すもの
リウマチの症状例
リウマチが原因で障害年金の対象となる具体的な症状例には、以下のようなものがあります:
- 手や足の変形:関節の変形や拘縮により、日常的な動作が困難になる。
- 歩行困難:下肢の関節の変形で、歩行が著しく制限される。
- 手の機能障害:物を掴む、ボタンを留めるなどの基本的な動作ができない。
自分で申請する場合のメリットとデメリット
メリット
- 費用がかからない:専門家に依頼する必要がなく、経済的負担が軽減されます。
- 手続きの流れが分かる:自身で申請手続きを進めることで、障害年金の仕組みを理解できます。
デメリット
- 手続きの煩雑さ:医療機関とのやり取りや書類作成に時間がかかる。
- 認定が難しい場合がある:必要書類の不備や症状の説明不足が原因で不支給になるリスクがある。
専門家に依頼する場合のメリットとデメリット
メリット
- 高い成功率:専門知識を持つ社労士が、受給に向けた適切な手続きを行います。
- 手間が省ける:初診日の証明や診断書の内容確認など、煩雑な手続きを代行してもらえます。
デメリット
- 費用が発生する:報酬や手数料が必要となります。
障害年金の申請をお考えの方は当事務所へご相談ください
リウマチによる障害年金の申請は、「肢体の機能の障害」や「内部障害」に該当するかがポイントです。特に、症状の重さや医師の診断内容が重要です。正確な情報と適切な書類を準備し、必要に応じて専門家に相談して進めることをお勧めします。
障害年金の申請についてご不明な点などがございましたらどんな些細なことでも構いませんので遠慮なくご連絡をいただければと思います。
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最終更新日 2か月 by 大庭雄輝
投稿者プロフィール

- 社会保険労務士
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障害年金を受給できれば、ご自身やご家族の経済的な安定はもちろん、精神的な支えにも繋がるはずです。もし障害年金のことでお悩みでしたら、まずはお気軽にご相談ください。
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